Bluetoothの仕様に不正な操作やデータ侵害など複数の脆弱性(JVN) | ScanNetSecurity
2026.01.11(日)

Bluetoothの仕様に不正な操作やデータ侵害など複数の脆弱性(JVN)

IPAおよびJPCERT/CCは、Bluetoothを構成するコア仕様の一部に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人 情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人 JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は5月19日、Bluetoothを構成するコア仕様の一部に複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。CVSS v3による最大Base Scoreは5.4。

Bluetooth Low Energy (BLE) と Bluetooth BR/EDR (Basic Rate/Enhanced Data Rate) に対応している機器では、ペアリング時のアソシエーションモデルを強制することができる脆弱性(CVE-2020-10134)が存在する。ただし、攻撃を成功させるためには、攻撃者が一方の機器との間で NC モデルを、もう一方の機器との間で PE モデルによる処理をネゴシエートするとともに、被害者となる機器のユーザが、本来は PE として入力されるべき値として NC の値を誤って入力し、かつ NC 側の機器でその値を許可する必要があるなど、限定的な条件となる。

Bluetooth BR/EDR対応機器には、なりすまし攻撃手法が報告されている。Secure Connectionによりペアリングしている状態で、攻撃者は一方の機器のアドレスを騙り、相手機器に対してセキュアな通信ができなくなったと伝え、認証をダウングレードさせる。その後、相手機器との間でマスターとスレーブの役割切り替えを行い、自らが認証のイニシエータになる。スレーブとなった相手機器が攻撃側機器の認証を行わなければ、攻撃側がリンクキーを提示しないまま認証が完了する(CVE-2020-10135)。

JVNでは、CVE-2020-10134についてはBluetooth SIG のガイダンスを参照する、提供元のサプライヤに確認すること。CVE-2020-10135についてはBluetooth SIG が公表している情報や、Bluetooth 機能のサプライヤが提供する情報をもとに、製品をアップデートするよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

    複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

  2. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  3. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  4. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

  5. 日産自動車の業務委託先に不正アクセス、約 21,000 人の顧客情報流出の可能性

    日産自動車の業務委託先に不正アクセス、約 21,000 人の顧客情報流出の可能性

ランキングをもっと見る
PageTop