インフォサイエンス製の複数のログ管理ツールに OS コマンドインジェクションの脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

インフォサイエンス製の複数のログ管理ツールに OS コマンドインジェクションの脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月27日、インフォサイエンス製の複数のログ管理ツールにおける OS コマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は1月27日、インフォサイエンス製の複数のログ管理ツールにおける OS コマンドインジェクションの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。三井物産セキュアディレクション株式会社の塚本泰三氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Logstorage バージョン 8.0.0 およびそれ以前
ELC Analytics バージョン 3.0.0 およびそれ以前

JVNによると、インフォサイエンス株式会社が提供する複数のログ管理ツールには、様々なログ収集方法の一つとして当該製品への FTP によるアップロード機能を提供しており、管理者が FTP アップロードを受け付けるよう設定が可能で、同機能を有効にしている状況で、管理者が設定するログ処理を行うScriptHandlerに入力値の取り扱いに関する不備がある場合、細工されたログを FTP でアップロードされることで、当該製品が稼働するサーバ上で任意の OS コマンドを実行される可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするか、ScriptHandler が処理を行う対象ファイル名パターンをカンマを含むファイル名で実行されない設定にするよう回避策を適用するよう注意を呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  2. 新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

    新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

  3. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  4. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop