Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデート公開 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデート公開

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月2日、Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデート公開について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月2日、Apache Tomcat の脆弱性に対するアップデート公開について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2021-25329 および CVE-2021-25122
Apache Tomcat 10.0.0-M1 から 10.0.0 まで
Apache Tomcat 9.0.0.M1 から 9.0.41 まで
Apache Tomcat 8.5.0 から 8.5.61 まで

・CVE-2021-25329 のみ
Apache Tomcat 7.0.0 から 7.0.107 まで

JVNによると、The Apache Software Foundation からApache Tomcat の信頼できないデータのデシリアライズ(CVE-2021-25329)の脆弱性とh2c 接続リクエストに対するレスポンス生成の不備(CVE-2021-25122)の脆弱性に対するアップデートが公開された。

想定される影響としては、デシリアライズ対象データの検証が適切に行われていないことに起因して、遠隔の第三者により任意のバイトコードを実行される(CVE-2021-25329)、新たな h2c 接続リクエスト応答時に、当該製品がリクエストのヘッダーおよびペイロードの一部を複製することに起因して、遠隔の第三者に、他のユーザのリクエストに対する結果を参照される(CVE-2021-25122)可能性がある。

JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新バージョンにアップデートするよう注意を呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  2. 新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

    新報国マテリアルにランサムウェア攻撃、ファイルの一部暗号化とバックアップデータ等の一部削除を確認

  3. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  4. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

  5. 大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

    大企業における VPN 時代の終焉ほか ~ Zscaler 2026年サイバーセキュリティトレンド

ランキングをもっと見る
PageTop