総務省の意見募集で個人情報漏えい、宛先としたML配信先に委託先職員設定 | ScanNetSecurity
2024.04.19(金)

総務省の意見募集で個人情報漏えい、宛先としたML配信先に委託先職員設定

総務省は7月8日、メールの誤配信による個人情報の漏えいについて発表した。

インシデント・事故 インシデント・情報漏えい
トップページ
トップページ 全 3 枚 拡大写真
 総務省は7月8日、メールの誤配信による個人情報の漏えいについて発表した。

 これは総務省サイバーセキュリティ統括官室が2020年6月6日から25日まで実施した「IoT・5Gセキュリティ総合対策2020(案)」の意見募集及び2021年6月9日から7月9日まで実施した「ICTサイバーセキュリティ総合対策2021(案)」の意見募集にて、提出された意見について、その個人情報が委託先の職員3名へ誤配信されたことが判明したというもの。

 意見の提出先として「サイバーセキュリティタスクフォース」運営事務局用のメーリングリストを利用していたが、当該メーリングリストの配信先に、総務省職員以外に、「サイバーセキュリティタスクフォース」関連事務の運営委託先職員3名が含まれていたことが原因。

 誤配信されたのは、85名分の「IoT・5Gセキュリティ総合対策2020(案)」への意見提出と2名分の「ICTサイバーセキュリティ総合対策2021(案)」への意見提出の際に入力した個人情報(氏名、勤務先、電話番号、住所及びメールアドレス)。

 同省では7月5日夕方に、担当者が気付き、直ちにメーリングリストの配信先を修正し委託先職員3名の削除を実施、委託先職員3名に当該メールの削除を依頼するとともに、知り得た情報の利用及び第三者提供をしていないことを確認している。

 また同省では7月6日に、関係者に対し事実の報告と謝罪を行っている。

 同省では今後、対外的に使用するメーリングリストの配信先の確認の徹底も含め、個人情報の厳重かつ適正な管理を徹底し再発防止に努めるとのこと。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

  2. バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

    バッファロー製無線 LAN ルータに複数の脆弱性

  3. Windows DNS の脆弱性情報が公開

    Windows DNS の脆弱性情報が公開

  4. 「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

    「引っかかるのは当たり前」が前提、フィッシングハンターが提案する対策のポイント ~ JPAAWG 6th General Meeting レポート

  5. 転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

    転職先で営業活動に活用、プルデンシャル生命保険 元社員 顧客情報持ち出し

  6. プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

    プルーフポイント、マルウェア配布する YouTube チャンネル特定

  7. セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

    セキュリティ対策は株価を上げるのか ~ 株主総利回り(TSR)の平均値は高い傾向

  8. 山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

    山田製作所にランサムウェア攻撃、「LockBit」が展開され複数のサーバのデータが暗号化

  9. 東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

    東京高速道路のメールアカウントを不正利用、大量のメールを送信

  10. フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

    フュートレックにランサムウェア攻撃、本番環境への侵入形跡は存在せず

ランキングをもっと見る