最新のEmotetの添付ファイルは2種類、Excel4.0マクロで記述 | ScanNetSecurity
2026.04.05(日)

最新のEmotetの添付ファイルは2種類、Excel4.0マクロで記述

 デジタルアーツ株式会社は3月24日、マクロ付きOfficeファイルについてのセキュリティレポートを公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー

 デジタルアーツ株式会社は3月24日、マクロ付きOfficeファイルについてのセキュリティレポートを公開した。

 同社では2021年11月に活動再開したEmotetの攻撃メールを分析し、メール拡散に使用されるファイルのパターンを抽出、最新のEmotetの攻撃パターンを紹介している。

 同社によると、Emotetによる攻撃が再開して以降、メールによる拡散活動では「doc」「docm」「xls」「xlsm」の添付ファイルと、これらを格納した「パスワード付きZIPファイル」、メール内のURLリンクからダウンロードさせるものなどの変化が見られたが、2022年3月中旬におけるメールでの拡散活動は、「xlsm」ファイルが添付されているパターンとxlsmを格納した「パスワードzip」ファイルが添付されているパターンの2種類のみとなっているという。

 「Excel4.0(XLM)マクロ」は、現在ではあまり使われない古いマクロの記述方法だが、新しいバージョンのExcelでも実行可能で、アンチウイルス回避や解析妨害のために、Excel4.0マクロを悪用した攻撃が多く存在する。

 「xlsm」ファイルを開きコンテンツを有効化(マクロを有効)することで、非表示のシートにばらばらに記述された文字を使って組み立てられたコードでExcel4.0マクロが実行され、感染に至る。従来のEmotetでは、VBAマクロ実行後にPowerShellを呼び出して感染させる手法が多く用いられていたが、2022年3月時点ではExcel4.0マクロしか用いられていない。

 また同社では、国内75組織が外部から受信したメールデータのうち「何らかのファイルが添付された受信メール」に限定し、添付ファイルの拡張子を調査したところ、マクロ付きのOfficeファイルを業務利用することは非常に少ないことが判明した。同社では業務利用しないのであれば、あらかじめマクロ付きのOfficeファイルを受信しないよう設定することの検討を呼びかけている。

《高橋 潤哉》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 撮影と投稿は医療従事者としてあってはならないこと ~ 看護師が自分の電子カルテ画面を Instagram に投稿

    撮影と投稿は医療従事者としてあってはならないこと ~ 看護師が自分の電子カルテ画面を Instagram に投稿

  2. 看護師が患者のカルテ画像を SNS に投稿

    看護師が患者のカルテ画像を SNS に投稿

  3. Microsoft Defender SmartScreen の誤検知で受講システムへのアクセスに不具合

    Microsoft Defender SmartScreen の誤検知で受講システムへのアクセスに不具合

  4. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

  5. DNP、自治体職員向けサイバーセキュリティ研修プログラム提供

    DNP、自治体職員向けサイバーセキュリティ研修プログラム提供

ランキングをもっと見る
PageTop