セイコーエプソン製プリンタおよびネットワークインターフェイス製品の Web Config に複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2025.11.28(金)

セイコーエプソン製プリンタおよびネットワークインターフェイス製品の Web Config に複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月8日、セイコーエプソン製プリンタおよびネットワークインターフェイス製品の Web Config における複数の脆弱性についてJVNで発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は3月8日、セイコーエプソン製プリンタおよびネットワークインターフェイス製品の Web Config における複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。横浜国立大学の乃万誉也氏、森井裕大氏、安井浩基氏、佐々木貴之氏、吉岡克成氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。

Web Config

 セイコーエプソン株式会社が提供するWeb ブラウザ上でプリンタおよびネットワークインターフェイス製品本体の状態を確認、設定変更が可能なソフトウェア Web Config には、複数の脆弱性が存在する。

 当該製品は、⼀部のセイコーエプソン製プリンタおよびネットワークインターフェイス製品に導入されており、⼀部の製品では Remote Manager と呼ばれる場合もある。

 想定される影響は各脆弱性により異なるが、次のような影響を受ける可能性がある。

・格納型クロスサイトスクリプティング(CVE-2023-27520)
→当該製品の設定画面にアクセスしたユーザの Web ブラウザ上で、任意のスクリプトを実行される

・クロスサイトリクエストフォージェリ(CVE-2023-23572)
→当該製品の設定画面にログインした状態のユーザが、細工されたページにアクセスした場合、当該製品の設定を変更される

 セイコーエプソンでは、対策ファームウェアを2023年4⽉以降順次リリース予定で、JVNでは開発者が提供する情報をもとに、対策ファームウェアにアップデートするよう呼びかけている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 15 億円の身代金要求した疑い セキュリティ企業の社員が自らランサムウェア仕掛けたか

    15 億円の身代金要求した疑い セキュリティ企業の社員が自らランサムウェア仕掛けたか

  2. 社員の個人保有 PC がウイルス感染、業務で使用する認証情報が流出

    社員の個人保有 PC がウイルス感染、業務で使用する認証情報が流出

  3. 美濃工業にランサムウェア攻撃、ダークサイトでの情報漏えいの事実を確認

    美濃工業にランサムウェア攻撃、ダークサイトでの情報漏えいの事実を確認

  4. 西濃運輸に不正アクセス、「見つカル倉庫」会員データ約 1,800 件漏えいした可能性

    西濃運輸に不正アクセス、「見つカル倉庫」会員データ約 1,800 件漏えいした可能性

  5. バンダイチャンネル「ランサムウェアによる被害でないことも確認できております」

    バンダイチャンネル「ランサムウェアによる被害でないことも確認できております」

ランキングをもっと見る
PageTop