ISC BINDに複数の脆弱性、アップデートを呼びかけ | ScanNetSecurity
2026.01.11(日)

ISC BINDに複数の脆弱性、アップデートを呼びかけ

IPAおよびJPCERT/CCは、ISCが提供するISC BINDに複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。JPRSでもバージョンアップを強く推奨している。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は9月21日、ISC(Internet Systems Consortium)が提供するISC BINDに複数の脆弱性が存在すると「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社日本レジストリサービス(JPRS)でもバージョンアップを強く推奨している。

 確認された脆弱性は、「namedに対する外部からのサービス不能(DoS)攻撃が可能となる脆弱性(CVE-2023-3341およびCVE-2023-4236)。前者はBIND 9.x、後者はBIND 9.18系列のみ(DNS over TLSでの接続を有効にしている場合のみ)が対象となる。

 これらの脆弱性が悪用されると、細工したメッセージを送信された場合、namedが予期せず終了させられる(CVE-2023-3341)、DNS-over-TLSクエリによる負荷をかけられた場合、namedインスタンスが予期せず終了させられる(CVE-2023-4236)などの影響を受ける可能性がある。

 影響を受けるシステムは次の通り。

・CVE-2023-3341
BIND 9.2.0から9.16.43
BIND 9.18.0から9.18.18
BIND 9.19.0から9.19.16
BIND 9.9.3-S1から9.16.43-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.0-S1から9.18.18-S1(BIND Supported Preview Edition)

※BIND 9.11.37より前のバージョンおよびBIND 9.11.37-S1(BIND Supported Preview Edition)より前のバージョンは影響有無の確認をしていないとのこと。

・CVE-2023-4236
BIND 9.18.0から9.18.18
BIND 9.18.11-S1から9.18.18-S1(BIND Supported Preview Edition)

 開発者は脆弱性を解消するパッチバージョンを提供しており、JVNではこれらのアップデートを行うよう呼びかけている。また、早急なアップデートができない場合のワークアラウンドについても記載している。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  2. 複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

    複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

  3. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  4. 人気米Youtuberが約4億円で購入した「ポケモンカード」、包装に改ざん跡

    人気米Youtuberが約4億円で購入した「ポケモンカード」、包装に改ざん跡

  5. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

ランキングをもっと見る
PageTop