ISC BINDに複数の脆弱性 | ScanNetSecurity
2026.10.08(木)

ISC BINDに複数の脆弱性

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、ISC BINDにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性

 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は6月22日、ISC BINDにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。株式会社日本レジストリサービス(JPRS)でも同日、BIND 9.xにおけるメモリ不足の発生とDNSサービスの停止について公表している。影響を受けるシステムは以下の通り。

・CVE-2023-2828
BIND 9.11.0から9.16.41
BIND 9.18.0から9.18.15
BIND 9.19.0から9.19.13
BIND 9.11.3-S1から9.16.41-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.11-S1から9.18.15-S1(BIND Supported Preview Edition)
※開発者によると、さらに古いメジャーブランチも本脆弱性の影響を受ける可能性がある。

・CVE-2023-2829
BIND 9.16.8-S1から9.16.41-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.11-S1から9.18.15-S1(BIND Supported Preview Edition)

・CVE-2023-2911
BIND 9.16.33から9.16.41
BIND 9.18.7から9.18.15
BIND 9.16.33-S1から9.16.41-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.11-S1から9.18.15-S1(BIND Supported Preview Edition)

 ISC(Internet Systems Consortium)が提供するISC BINDには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。

・CVE-2023-2828
特定のRRsetを特定の順序でリゾルバに問い合わせることによって、namedで使用されるキャッシュクリーニングアルゴリズムの効果が著しく低下し、設定された最大キャッシュサイズ制限を超過する
→namedを実行しているホスト上で利用可能なメモリをすべて使い果たし、サービス運用妨害(DoS)状態を引き起こされる

・CVE-2023-2829
DNSSEC-Validated Cache(RFC 8198)のオプション(synth-from-dnssec)が有効で、DNSSEC-Validating recursive resolverとして実行するようnamedインスタンスを設定している場合、不正なNSECレコードを持つゾーンを使用することによって予期せず終了する
→リゾルバに特定のクエリを送信することで、namedを終了させられる

・CVE-2023-2911
stale-answer-enable yes;およびstale-answer-client-timeout 0;の両方が設定されたBIND 9リゾルバでrecursive-clients quotaに達した場合、serve-staleに関連した一連のルックアップによりnamedがループし、スタックオーバーフローにより予期せず終了する
→リゾルバに特定のクエリを送信することで、namedを終了させられる

 JVNでは、開発者が提供する下記のパッチバージョンにアップデートするよう呼びかけている。

・CVE-2023-2828
BIND 9.16.42
BIND 9.18.16
BIND 9.19.14
BIND 9.16.42-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.16-S1(BIND Supported Preview Edition)

・CVE-2023-2829
BIND 9.16.42-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.16-S1(BIND Supported Preview Edition)

・CVE-2023-2911
BIND 9.16.42
BIND 9.18.16
BIND 9.16.42-S1(BIND Supported Preview Edition)
BIND 9.18.16-S1(BIND Supported Preview Edition)

 JPRSでも、バージョンアップを強く推奨している。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 異なる手法による別の不正アクセスが判明「ニッポンレンタカーアプリ」

    異なる手法による別の不正アクセスが判明「ニッポンレンタカーアプリ」

  2. ムラウチドットコムに不正アクセス、7,716,811件の個人情報が漏えい

    ムラウチドットコムに不正アクセス、7,716,811件の個人情報が漏えい

  3. インフォスティーラーに感染するのは誰か、1 万件の StealerLog が描き出す被害者の素顔

    インフォスティーラーに感染するのは誰か、1 万件の StealerLog が描き出す被害者の素顔

  4. 楽天ドライブに不正アクセス、管理アカウント乗っ取りでデータ閲覧

    楽天ドライブに不正アクセス、管理アカウント乗っ取りでデータ閲覧

  5. クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」でパスワード管理サービス「HENNGE Password Manager」を提供開始

    クラウドセキュリティサービス「HENNGE One」でパスワード管理サービス「HENNGE Password Manager」を提供開始

ランキングをもっと見る
PageTop