「言葉は重要 物語を変えよう」インターポールが言語を取り締まり | ScanNetSecurity
2026.05.27(水)

「言葉は重要 物語を変えよう」インターポールが言語を取り締まり

 この用語は中国語の「杀猪盘」に由来するとされ、直訳すると「豚を殺すゲーム」となり、豚を屠殺する前に肥育する手法を指す。詐欺師たちにとっては、被害者との信頼関係を築きながら、欺瞞を通じてできるだけ多くの金銭を得ることを意味する。インターポールは「ピッグ・ブッチャリング」の代わりに「ロマンス・ベイティング(romance baiting)」という用語を提案している。釣り針や餌を使う比喩表現の方が、被害者の自尊心を傷つけにくいと判断したようだ。

国際 TheRegister
https://www.interpol.int/en/News-and-Events/News/2024/INTERPOL-urges-end-to-Pig-Butchering-term-cites-harm-to-online-victims
https://www.interpol.int/en/News-and-Events/News/2024/INTERPOL-urges-end-to-Pig-Butchering-term-cites-harm-to-online-victims 全 1 枚 拡大写真

 インターポール(国際刑事警察機構)は、法執行ではなく言語的な取り締まりを通じて、「ピッグ・ブッチャリング(豚のブッタ切り)」として知られるオンライン詐欺の呼称を終わらせようとしている。

 同機構は、この呼称が被害者の心情を傷つけ、結果として犯罪の通報を躊躇させる可能性があるとして、使用を中止すると発表した。

 「この用語は、詐欺師たちが被害者を『豚』と呼ぶことに由来している。偽りの恋愛や友情で誘い込み、徐々にターゲットを『太らせ』、偽の暗号資産投資などへの投資を持ちかけて『屠殺』するという手口を指す」と、インターポールは火曜日に説明した

「被害者が多額の投資を行うと、さらなる操作が行われるか、突然連絡が途絶える。多くの場合、被害者は甚大な金銭的損失と精神的被害を受けることになる」

 インターポールは、「ピッグ・ブッチャリング」という用語は詐欺被害者の人間性を否定し、被害者に恥辱を与えることで、支援を求めたり当局に情報を提供したりすることを躊躇させると主張している。


《The Register誌特約記事》

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