自社開発の認証システムから変更 ~ セガ、Okta のカスタマーアイデンティティ管理製品「Auth0」採用 | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

自社開発の認証システムから変更 ~ セガ、Okta のカスタマーアイデンティティ管理製品「Auth0」採用

 Okta Japan株式会社は2月17日、株式会社セガがOktaのカスタマーアイデンティティ管理製品「Auth0」を採用したと発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
SEGA Account
SEGA Account 全 1 枚 拡大写真

 Okta Japan株式会社は2月17日、株式会社セガがOktaのカスタマーアイデンティティ管理製品「Auth0」を採用したと発表した。

 セガでは、従来の自社開発による認証システムに、セキュリティ脅威への対策やグローバルでの展開に課題を抱えており、自社開発かIDaaS(Identity as a Service)の利用を検討する中で、セキュリティへの迅速な対応や将来の拡張性を重視し、PoC(概念実証)を通じて製品の実現性を確認した結果、Oktaの「Auth0」導入を決定したという。セガでは導入に際し、JavaScriptによる柔軟なカスタマイズが可能なこと、グローバルの規制要件に対応可能な点を評価している。

 Auth0の導入には約1年6ヶ月を要し、下記のプロセスを経て実施となった。

・企画検討・方針策定(6ヶ月):自社開発の認証システムの課題分析と将来的なニーズの洗い出し
・PoCの実施(3ヶ月):Auth0製品の実現性を確認
・実装と展開準備(9ヶ月):Oktaのプロフェッショナルサービスを活用しながら実装し、展開の準備

 セガではAuth0導入による最初の成果として、セガグループ(セガ/アトラスなど)が提供するゲーム・Webサービスを利用するための共通アカウント「SEGA Account」の登録を2025年1月22日から開始している。

 セガ及びセガグループでは、Auth0のユーザー認証システムを活用し、今後もスマートフォンやPC、コンソールにとどまらず、将来的には店舗での利用も視野に入れ、より一貫したユーザー体験の提供を目指す。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

    アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

ランキングをもっと見る
PageTop