アクサ生命保険株式会社は9月25日、同社元従業員による個人情報の持ち出しについて発表した。
これは同社元従業員A(2024年8月退職)が在籍中に、社外秘である顧客情報を無断で持ち出し、保険募集代理店に転職した元従業員B(2024年6月退職)に漏えいしたというもの。元従業員Bは、2025年1月に勤務先の保険募集代理店で、持ち出した顧客情報の一部を使用し保険募集活動を行っていたことが、現時点の調査で判明している。
2025年7月23日に、漏えい被害の対象となった顧客から同社ホームページの問い合わせフォームを通じて連絡があり、発覚した。
漏えいしたのは、顧客422名分の契約に関する個人情報(契約者の氏名、生年月日、性別、保険金受取人の氏名、契約内容(保険商品名・保険料・払込期間)、証券番号)
同社では対象の顧客に、個別に郵送等で連絡を行っている。
同社では現在、全容解明に向けた調査を継続しており、調査と並行して再発防止策を策定し、従業員の教育の徹底と情報管理体制の強化を図るとのこと。