日本郵便株式会社近畿支社は10月14日、大阪府・高槻郵便局で顧客から預かった情報の漏えいについて発表した。
これは2016年4月から2019年3月までの期間に、高槻郵便局が顧客から預かった保険会社6社から委託を受けている保険商品の契約に関する申込書の写し等、合計632枚が京都市内で拾得されたというもの。6月5日に、京都市内で当該書類を拾得した顧客から高槻郵便局に併設しているかんぽ生命保険のかんぽサービス部に連絡があり、発覚した。
書類の内訳は、かんぽ生命保険(591枚)、東京海上日動火災保険(21枚)、三井住友海上プライマリー生命保険(11枚)、住友生命保険(4枚)、アフラック生命保険(3枚)、メットライフ生命保険(2枚)で、887名分の住所、名前、生年月日、性別、電話番号、保険契約の内容、契約関係者の情報が記載されていた。
同社では対象の顧客に、順次文書を送付する。
同社では、書類の取扱いに関与していた元社員への接触を試みているが、未だ同人への連絡がつかないため、発覚からの時間経過を考慮し、警察相談のうえで公表している。
同社では発生原因について、当時の関係者に対する聴取が完了しておらず、現在も引き続き調査を行っている。
同社では今後、調査結果を踏まえて適切な再発防止策を講じるとともに、顧客情報の適正な管理に努めるとのこと。