株式会社マスラボ(代表 武井寿彦)は10月27日、中小・中堅企業向けセキュリティコンサルティングパッケージ「Security Smart Start(SSS)」の提供開始を発表した。
本サービスの特徴のひとつが、IPAが推進する「SECURITY ACTION」二つ星の申請要件を満たす支援を、セキュリティコンサルティングと一体で提供する点。サプライチェーンリスク対策サービスは多数存在するが、公的認証プログラムへの対応をパッケージ化した事例は多くない。
SECURITY ACTION二つ星の取得により、企業は対外的に取引先に対する説明責任を果たすとともに、自治体の補助金・助成金申請要件を満たすことが可能になる。セキュリティ投資の費用対効果を経営層に説明しやすくなる点も、中小企業にとって実際的価値が高い。
サービスには自己点検ツール、中期計画案、年度計画案、情報セキュリティ管理規程の雛形、セキュリティ用語集、コンサルティングサポートが含まれる。
自己点検ツールは、専門知識がない担当者でも、コンサルタントからヒアリングを受けているような感覚で自社のセキュリティ対策状況を把握できる設計となっている。組織・人・技術の多角的視点から、対策の「強み」と「弱み」を可視化する。
マスラボは、近年のサプライチェーンにおけるサイバーセキュリティリスクの高まりを背景に、本サービスを開発した。同社は「単なる対策の代行ではなく、企業が自社のセキュリティ課題を深く理解し、主体的な取り組みを開始するための第一歩を提供する」としている。
