1位は標的型攻撃、3位はサイバー戦争、JNSAが2011年十大ニュース発表(JNSA)
JNSAは、同協会のセキュリティ十大ニュース選考委員会による「JNSA 2011 セキュリティ十大ニュース」を発表した。
脆弱性と脅威
脅威動向
1位は、9月19日「重要情報を狙った標的型攻撃の嵐が吹き荒れる」となり、三菱重工業のPCがウイルスに感染していたという発表を発端に、次々と攻撃の事実が公表され、一気に表面化したことを挙げた。2位は、3月11日「東日本大震災で未曾有の被害」を挙げ、情報技術が震災直後は安否確認、被害情報の収集などで役立ったが、最終的な復旧・復興には人・物・金が動かなければならない点を再認識する必要があるとしている。3位は、7月15日「サイバー攻撃が軍事力に」となり、世界各国がサイバー攻撃を軍事力の行使として認識し積極的に対応しているのに対し、日本の動きは鈍いと指摘している。4位以下は次の通り。
4位:6月30日「大震災でBCP見直しが求められる」
5位:6月22日「スマートフォンの脅威増大」
6位:4月26日「ついに1億人の個人情報漏えい」
7位:4月1日「クラウドの情報セキュリティガイドライン公表」
8位:5月1日「アノニマス、グローバル企業等を攻撃」
9位:2月26日「京大入試ITカンニング事件」
10位:6月17日「ウイルス作成罪成立」
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》