「Adobe Reader」の「サンドボックス」を回避する脆弱性はなぜ危険か(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2026.03.14(土)

「Adobe Reader」の「サンドボックス」を回避する脆弱性はなぜ危険か(トレンドマイクロ)

トレンドマイクロは、「Adobe Reader」のセキュリティ機能「サンドボックス」を回避する脆弱性を利用するエクスプロイトの手法、またどのようなセキュリティ対策を実施できるかについてブログで説明している。

脆弱性と脅威 脅威動向
トレンドマイクロ株式会社は11月27日、「Adobe Reader」のセキュリティ機能「サンドボックス」を回避する脆弱性を利用するエクスプロイトの手法、またどのようなセキュリティ対策を実施できるかについてブログで説明している。Adobe Readerのバージョン10および11がゼロデイ脆弱性を利用するエクスプロイトの影響を受けると言われており、アンダーグラウンドでは3万~5万米ドル(2012年11月22日現在、およそ250万円~410万)で販売されていると報告されている。これほど高額であるのは、このゼロデイ脆弱性を利用するエクスプロイトは、Adobe Readerのバージョン10で導入されているサンドボックス機能による保護技術を回避するため。

このエクスプロイトは、JavaScriptがソフトウェア上で無効になっている場合でも実行される。ユーザが必要とされる唯一のやりとりは、PDFファイルを開き、Webブラウザを閉じるだけで、それだけで脆弱性が悪用される。トレンドマイクロでは、身元不明または未確認の送信者から受信した文書を開かないよう従業員を教育すること。またPDF閲覧ソフト「Foxit」やWebブラウザ「Google Chrome」に組み込まれているPDF閲覧機能といったPDF閲覧ソフトウェアを代替手段として使用することを検討するよう呼びかけている。現在、Adobe はこの問題について調査しており、具体的な対応策または別の解決策が公開されるまでの間はAdobe Readerの使用を避けることが最も有効であるとしている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 「地域生活支援システム」に入力された約 500 名分のデータが滅失、異なる場所に保存する設定を行っていたことが原因

    「地域生活支援システム」に入力された約 500 名分のデータが滅失、異なる場所に保存する設定を行っていたことが原因

  2. 奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

    奴らの仕事は自社製品を壊しまくること ~ Microsoft 攻撃研究チーム「STORM」が示すセキュリティの本気度

  3. 攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

    攻撃者グループのリークサイトで窃取されたと思われる情報が公開 ~ 西山製作所へのランサムウェア攻撃

  4. 厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

    厚生労働省初動対応チームの派遣を受け対応 ~ 白梅豊岡病院にランサムウェア攻撃

  5. つくるAI の AWS アカウントに不正アクセス、Amazon SES を不正に操作しフランス語圏のユーザーにフィッシングメール送信

    つくるAI の AWS アカウントに不正アクセス、Amazon SES を不正に操作しフランス語圏のユーザーにフィッシングメール送信

ランキングをもっと見る
PageTop