【フォトレポート】江ノ島の階段を上って、遠隔操作ウイルス事件のゆたかくんに会ってきました
遠隔操作ウイルス事件の犯人が江ノ島にいる猫にmicroSDカードをくくりつけたということを知り、猫好きとしてはぜひ伺ってお目にかかってこないと!ということで、江ノ電に乗って行ってきました。
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遠隔操作ウイルス事件の犯人が江ノ島にいる猫にmicroSDカードをくくりつけたということを知り、猫好きとしてはぜひ伺ってお目にかかってこないと!ということで、江ノ電に乗って行ってきましたよ。
●月曜日は現れず…
ということで早速事件の翌日、そのくくりつけられた「ゆたかくん(犯人命名)」に会うべく、のこのこと江ノ島に初上陸を果たしました。階段を上って、ゆたかくんがいるという植物園の前でゆたかくんを待ち構えますが、首輪を無造作に引っ張られて痛い思いをしたのがトラウマとなったのか、パネルを持った報道陣や捜査陣が待ち構えているのがイヤになったのか、日暮れまで待ってもあいにくゆたかくんは姿を表さず、すごすごと帰宅の途につきます。
●木曜日に再チャレンジ!
会えずに終わるのもモヤモヤするので、3日後の木曜日に再チャレンジすることにしました。今度は万全を期して朝から向かいます。今度は小田急に乗って、階段をのこのこ上ります。9時前に到着すると、またそこにはテレビ局の姿が。警察っぽい人はまだいません。そして肝心のゆたかくんも現れません。テレビ局の人は私を含めて周辺の人にパネルを見せながらいろいろ聞き込みしています。
しょうがないので観光や他の猫の撮影(江ノ島には地域猫がたくさんいるのです)などを行いながら、登場を待ちますが、一向に姿を現しません。日も高くなってきて猫も休憩時間だろうと、しばし休憩しますが、テレビ局の人はずっと張っています。
●ゆたかくんが現れた!
徐々に日も傾いて、猫も動き出す時間帯になったので再度階段を上り、植物園をうろうろしていると、柵の外が何やら騒がしくなっています。表に出てみると、報道でも流れていた自動販売機の近くにゆたかくんが姿を現しているではないですか。慌てて激写。テレビ局の人もほっとしていました。
ゆたかくんは(たぶん)お年寄りなこともあって、ほぼ動くことはなく、誰が近づいても触られてもなすがままでした。とはいえ触られるのはそれほど好きではないようで、なでられてもあまりうれしそうではなく、ただ動くのが面倒だからなすがままなのでしょう。
動かないので首輪を取り付けるのもたぶん簡単です。一部の報道にあったような、かなりの猫好きが手なずけるような必要はまったくなく、捕まえてかごに入れることすら簡単だと思います。真犯人がmicroSDカードを取り付けるのも納得です。
ゆたかくんはちょうど階段とエスカレーターを登り切ったところにいたのもあって、カワイイ!猫!とたくさんの人に写真を撮られていたのですが、かなりの人はニュースで見たあの猫!と、事件のことを知っているようでした。
日も暮れて筆者が山を下りるまでの2時間ほど、ずっと動かず一カ所にとどまっていたので、きっと毎日ご飯の時間までそこにいるのでしょう。
●撮りやすいので会いに行ってみましょう
このように、ゆたかくんは江ノ島の他の猫に比べると、特にフレンドリーだというわけではないのですが、動かないのと階段とエスカレーターとの間の明るい場所がお気に入りのようですので、写真には撮りやすいと思います。江ノ島はゆたかくんの他にも人懐っこい猫がたくさんいますし、夕焼けもきれいですので、ゆたかくんに興味がわいた人はぜひ会いに行ってみましょう。
(文・写真:山本洋介山)
《ScanNetSecurity》
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