「5.6GHz帯空間分割マルチチャンネルWi-Fiシステム」を開発、災害時用に開発された係留気球にも搭載可能(ソフトバンクモバイル) | ScanNetSecurity
2024.05.17(金)

「5.6GHz帯空間分割マルチチャンネルWi-Fiシステム」を開発、災害時用に開発された係留気球にも搭載可能(ソフトバンクモバイル)

 ソフトバンクモバイルは10月29日、屋外で開催される大規模イベントなどにおいて、快適かつ大容量のWi-Fi通信を実現する「5.6GHz帯空間分割マルチチャンネルWi-Fiシステム」を開発したことを発表した。

製品・サービス・業界動向 新製品・新サービス
係留気球を同時使用時の本システムのサービスイメージ
係留気球を同時使用時の本システムのサービスイメージ 全 3 枚 拡大写真
 ソフトバンクモバイルは10月29日、屋外で開催される大規模イベントなどにおいて、快適かつ大容量のWi-Fi通信を実現する「5.6GHz帯空間分割マルチチャンネルWi-Fiシステム」を開発したことを発表した。

 このシステムは、Wi-Fiアクセスポイント装置とアンテナで構成され、6台の5.6GHz帯のWi-Fiアクセスポイントを実装し、最大6チャンネル(帯域20MHz×6チャンネル)の通信が可能なもの。各指向性アンテナを少しずつ異なる方向に向ける「空間分割技術」と組み合わせて、チャンネル間で電波干渉のない広いサービスエリアを確保できるという。また、各アクセスポイントへの接続数を均等とする、接続数の分散制御機能や、実際に通信を行いたいユーザーを優先させる接続の優先制御機能が実装されている。これにより、通信速度の低下や、接続しにくい状態を解消できる見込みだ。

 同時に、災害時用に開発された係留気球にも搭載できるよう、小型軽量化した装置も併せて開発した。係留気球により高い位置にアンテナを設置できるので、さらに通信エリアを拡大でき、会場が広く、ユーザーも多い大規模イベントにおいて接続品質の大幅な改善が期待できるとのこと。

 同社では、11月3日に宮城県石巻市で行われる「ツール・ド・東北2013」において、初めて本システムを用いたサービスを、石巻専修大学敷地内で提供する。

ソフトバンクモバイル、より多人数が安定接続しやすい屋外Wi-Fiシステムを開発

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/
PageTop

アクセスランキング

  1. ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

    ゆめタウン運営イズミへのランサムウェア攻撃、VPN 装置から侵入

  2. 範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

    範を示す ~ MITRE がサイバー攻撃被害公表

  3. 東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

    東急のネットワークに不正アクセス、連結子会社のファイルサーバでデータ読み出される

  4. 個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

    個人情報漏えいの疑いも ~ 八尾市立斎場職員が加重収賄罪ほかの容疑で逮捕

  5. 認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とは

    認証とID管理にガバナンスを ~ NTTデータ先端技術「VANADIS」で実現する「IGA(Identity Governance and Administration)」とはPR

  6. 「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

    「マルカワみそ公式サイト」に不正アクセス、カード情報に加えログイン用パスワードも漏えい

  7. 脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

    脆弱性管理クラウド「yamory」SBOM 機能に関する特許取得

  8. ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

    ランサムウェア被害の原因はスターティア社の UTM テストアカウント削除忘れ

  9. 検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

    検診車で実施した胸部レントゲン検診が対象、川口市の集団検診業務委託先へランサムウェア攻撃

  10. 脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

    脆弱な DMARC セキュリティ・ポリシーを悪用、北朝鮮スピアフィッシング詐欺

ランキングをもっと見る