少なくとも375種のワールドカップに便乗した不正なAndroidアプリを確認(トレンドマイクロ) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

少なくとも375種のワールドカップに便乗した不正なAndroidアプリを確認(トレンドマイクロ)

 トレンドマイクロは16日、「2014 FIFAワールドカップ」開幕により、サイバー犯罪者による偽アプリが多数確認されたとして注意喚起を行った。

脆弱性と脅威 脅威動向
不正なワールドカップのスロットゲームアプリ
不正なワールドカップのスロットゲームアプリ 全 4 枚 拡大写真
 トレンドマイクロは16日、「2014 FIFAワールドカップ」開幕により、サイバー犯罪者による偽アプリが多数確認されたとして注意喚起を行った。

 それによると、ワールドカップに便乗した不正なAndroidアプリが、これまでに少なくとも375種確認されたという。同社で解析を行ったところ、この大量の不正プログラムは、モバイル上で感染が広がっている不正プログラムのファミリの亜種であることが判明した。

 今回確認された不正プログラムの1つは、「ANDROIDOS_OPFAKE.CTD」として検出される「OPFAKE」ファミリの亜種で、高額料金が発生するサービス悪用、連絡先やメッセージなどの個人情報の収集、不正なリンクやショートカットをモバイル端末のホーム画面に設定するなどの不正活動を行うものとなっている。

 そのほか、特定の受信メッセージをブロックもしくは隠ぺいする偽アプリ、何も購入していないのに、高額な請求を受ける偽アプリ、ユーザーの支払い確認のメッセージを隠ぺいするスロットゲームアプリなどが確認されたとのこと。

 同社では、サッカーの試合予想を賭けるアプリには、ユーザーが気付かないうちに情報が漏えいするものや、少額決済を行う際、あきらかにセキュリティを侵害するものなどがあると指摘している。また、数多くの高リスクアプリを確認しており、情報収集を行ったり、広告を勝手に表示するなどの不正活動を行うものが大多数だとしている。

W杯に便乗するサイバー犯罪……フィッシングに続き、偽アプリが多数出現

《冨岡晶@RBB TODAY》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

    アサヒグループホールディングスにサイバー攻撃、現時点で復旧の目処立たず

ランキングをもっと見る
PageTop