月例セキュリティ情報8件を公開、最大深刻度「緊急」は1件(日本マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.12.09(火)

月例セキュリティ情報8件を公開、最大深刻度「緊急」は1件(日本マイクロソフト)

日本マイクロソフトは、2015年1月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は8件で、このうち最大深刻度「緊急」が1件、「重要」が7件となっている。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
2015年1月の更新プログラムの概要
2015年1月の更新プログラムの概要 全 2 枚 拡大写真
日本マイクロソフト株式会社は1月14日、2015年1月のセキュリティ情報を公開した。公開されたセキュリティ情報は8件で、このうち最大深刻度「緊急」が1件、「重要」が7件となっている。修正された脆弱性は、CVEベースで8件。今回発表された内容は以下の通り(深刻度順)。

「緊急」
MS15-002:Windows Telnet サービスの脆弱性により、リモートでコードが実行される(3020393)再起動が必要な場合あり

「重要」
MS15-001:Windows アプリケーションの互換性のキャッシュの脆弱性により、特権が昇格される(3023266)要再起動
MS15-003:Windows User Profile Service の脆弱性により、特権が昇格され(3021674)再起動が必要な場合あり
MS15-004:Windows コンポーネントの脆弱性により、特権が昇格される(3025421)再起動が必要な場合あり
MS15-005:Network Location Awareness サービスの脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3022777)要再起動
MS15-006:Windows エラー報告の脆弱性により、セキュリティ機能のバイパスが起こる(3004365)再起動が必要な場合あり
MS15-007:ネットワーク ポリシー サーバーの RADIUS 実装の脆弱性により、サービス拒否が起こる(3014029)再起動が必要な場合あり
MS15-008:Windows カーネルモード ドライバーの脆弱性により、特権が昇格される(3019215)要再起動

このうち、MS15-001(CVE-2015-0002)およびMS15-003(CVE-2015-0004)は、脆弱性が一般に公開されていた。またMS15-004(CVE-2015-0016)は、脆弱性の悪用が確認されていた。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

    セキュリティイベントのヘルパーリスト、女性不在で炎上

  3. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  4. 脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

    脅迫文がサーバに保存 ~ 東海大学委託先 東海ソフト開発にランサムウェア攻撃

  5. 東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

    東海ソフト開発へのランサムウェア攻撃、委託元の東海教育産業と一部の顧客情報を共有

ランキングをもっと見る
PageTop