デロイト丸山満彦の危機管理広報論~セキュリティインシデント発生後のマスコミ対応ポイント | ScanNetSecurity
2024.07.18(木)

デロイト丸山満彦の危機管理広報論~セキュリティインシデント発生後のマスコミ対応ポイント

JSSECは「情報漏洩による危機管理対応セミナー」を、井之上PR、DTRSとともに開催した。このセミナーを2回にわたりレポートする。

研修・セミナー・カンファレンス セミナー・イベント
DTRSの代表取締役社長である丸山満彦氏
DTRSの代表取締役社長である丸山満彦氏 全 8 枚 拡大写真
サイバー攻撃に関連して発生した情報漏えいなどのインシデントに対し、企業が謝罪会見を行うケースが増え、経営陣が頭を下げる姿を目にすることが多くなった。特に、内部者による意図的な犯罪や、従業員の配慮不足によるSNSへの書き込みなどが原因の場合には、企業に厳しい目が向けられることになる。

しかし、インシデントが発生してしまっても、その後の対応によって逆に企業のブランドイメージが向上することもある。インシデント対応はもちろんだが、謝罪会見も企業のイメージを左右する重要なイベントといえる。そこで7月25日、一般社団法人日本スマートフォンセキュリティ協会(JSSEC)は「情報漏洩による危機管理対応セミナー」を、株式会社井之上パブリックリレーションズ(井之上PR)、デロイト トーマツ リスクサービス株式会社(DTRS)とともに開催した。

同セミナーは、情報漏えいがもたらすダメージを最小限にするための広報対策の重要性と具体的な対応策について、経営者層・広報担当者を対象に開催された。セミナーは講演とワークショップの2部構成で、ワークショップでは参加者が複数のグループに分かれ、あらかじめ設定されたインシデントに対する謝罪会見を行うというユニークなものであった。このセミナーを2回にわたりレポートする。

●クライシスマネジメントとは

セミナーは、JSSECのPR部会長である、サイバートラスト株式会社の田上利博氏の挨拶により始まった。田上氏は、インシデントが発生した際の記者発表などの対応は、どれだけスピーディに行えるかがポイントとなるとし、そのために必要なチームによるディスカッションとロールプレイングを体験して、自社に持ち帰って欲しいと述べた。

続いて、DTRSの代表取締役社長である丸山満彦氏による講演「企業経営における危機管理広報対応の重要性について」が行われた。

  1. 1
  2. 2
  3. 3
  4. 続きを読む

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 2021年の「不正アクセスによる情報流出の可能性に関するお詫びとお知らせ」を2024年9月30日に削除 ~ 丸紅パワー&インフラシステムズ

    2021年の「不正アクセスによる情報流出の可能性に関するお詫びとお知らせ」を2024年9月30日に削除 ~ 丸紅パワー&インフラシステムズ

  2. イセトーへのランサムウェア攻撃で日本生命保険の個人情報が漏えい

    イセトーへのランサムウェア攻撃で日本生命保険の個人情報が漏えい

  3. 本誌 ScanNetSecurity、Black Hat USA 2024 のプレス登録に落選

    本誌 ScanNetSecurity、Black Hat USA 2024 のプレス登録に落選PR

  4. 新日本製薬にランサムウェア攻撃、全ての業務は通常通り稼働

    新日本製薬にランサムウェア攻撃、全ての業務は通常通り稼働

  5. 浪江町職員が不正アクセスで逮捕

    浪江町職員が不正アクセスで逮捕

  6. ユニテックフーズに不正アクセス、サーバ上のファイルの拡張子が書き換えられる

    ユニテックフーズに不正アクセス、サーバ上のファイルの拡張子が書き換えられる

  7. 日本生命保険の元社員を威力業務妨害の容疑で逮捕

    日本生命保険の元社員を威力業務妨害の容疑で逮捕

  8. わずか 22.9 % ~ ランサムウェア身代金「支払いは行わない」方針でルール化

    わずか 22.9 % ~ ランサムウェア身代金「支払いは行わない」方針でルール化

  9. 日本プルーフポイント増田幸美のセキュリティ情報プレゼンテーション必勝ノウハウ

    日本プルーフポイント増田幸美のセキュリティ情報プレゼンテーション必勝ノウハウPR

  10. パルグループのサーバに不正アクセス、ポイント反映に影響

    パルグループのサーバに不正アクセス、ポイント反映に影響

ランキングをもっと見る