インテル製CPUの脆弱性に対応するためのWindowsアップデートをリリース(マイクロソフト) | ScanNetSecurity
2025.12.08(月)

インテル製CPUの脆弱性に対応するためのWindowsアップデートをリリース(マイクロソフト)

マイクロソフトは、インテル製CPUの脆弱性“Spectre”、“Meltdown”に対応するための動作改善Windowsアップデートをリリースしています。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
マイクロソフト、「インテル製CPU向け修正パッチ」の動作改善アップデートを配信
マイクロソフト、「インテル製CPU向け修正パッチ」の動作改善アップデートを配信 全 1 枚 拡大写真
マイクロソフトは、インテル製CPUの脆弱性“Spectre”、“Meltdown”に対応するための動作改善Windowsアップデートをリリースしています。

インテルは“Spectre”、“Meltdown”の2種類の脆弱性がGoogleの“Project ZERO”によって公開されて以降、この大きな脆弱性に対抗するためのCPUファームウェアパッチを迅速にリリース。しかし、パッチ適応以降、「Broadwell」「Haswell」、及び「Ivy Bridge」「Sandy Bridge」「Skylake」「Kaby Lake」世代のCPUを採用した一部の環境下にて、ランダムな再起動が発生する問題などが新たに報告されていました。

今回、マイクロソフトがWindows 7(SP1)、Windows 8.1、およびWindows 10に対し公開したアップデートは、このインテル製CPUパッチに施された“Spectre”への対策の内、1種類を無効化することで動作を安定させます。なお、マイクロソフトは、今回のアップデートにより有効になってしまう攻撃を利用した被害の報告は2018年1月25日時点では存在していないとしています。

インテルによれば、CPUパッチのバグを修正した新バージョンの制作を進めており、テストが終了次第その公開を行うとのことです。ランダムな再起動には、それに起因したPCやゲームのデータの破損の可能性も含まれているため、該当する環境のユーザーは導入することを検討してみてはいかがでしょうか。

アップデートはこちらからダウンロード可能です。

マイクロソフト、「インテル製CPU向け修正パッチ」の動作改善アップデートを配信

《Arkblade》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  2. 良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

    良知経営に不正アクセス、企業情報及び個人情報が流出した可能性

  3. 191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

    191.4万件の個人情報が漏えいした可能性 ~ アサヒグループホールディングスへのランサムウェア攻撃

  4. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  5. バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

    バッファロー製 Wi-Fiルータ「WSR-1800AX4シリーズ」に強度が不十分なパスワードハッシュの使用の脆弱性

ランキングをもっと見る
PageTop