フィッシングサイトの届出件数が増加、HTTPS対応サイトも15%を占める(フィッシング対策協議会) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

フィッシングサイトの届出件数が増加、HTTPS対応サイトも15%を占める(フィッシング対策協議会)

フィッシング対策協議会は、フィッシングの被害状況、フィッシングの攻撃技術・手法などをとりまとめた「フィッシングレポート 2018」を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
フィッシング情報の届け出件数
フィッシング情報の届け出件数 全 2 枚 拡大写真
フィッシング対策協議会は6月4日、フィッシングの被害状況、フィッシングの攻撃技術・手法などをとりまとめた「フィッシングレポート 2018」を公開した。レポートでは2017年のフィッシングの特徴として、金融機関、特に銀行に対する攻撃が減少する傾向にある一方、クレジットカードを狙った攻撃が急増した点を挙げている。

同協議会の統計では、2017年のフィッシング届け出件数が8月から急激に増加、10月にやや減少するが、11月に再び増加に転じピークに達した。この増加の要因として、大手インターネット関連製品メーカを騙るフィッシングの届け出が急増したためとしている。フィッシング情報の届け出件数は、前年よりやや減少しているが、フィッシングサイトの件数は約1.7倍と大きく増加した。

また、2017年からHTTPSに対応したフィッシングサイトが増えており、全体の15%以上が自ドメイン用のSSLサーバ証明書を使用していた。特に、証明書発行時の審査基準が低いSSLサーバ証明書(DV)を使用する場合が多かった。同協議会の証明書普及促進WGで行ったSSLサーバ証明書に関するアンケート調査では、利用者におけるSSLサーバ証明書に違いに関する意識が薄いという結果となり、今後SSLサーバ証明書の違いに関する普及啓発が必要としている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop