MyJCBを騙るフィッシングメール、期限を設定も記載はなし(フィッシング対策協議会) | ScanNetSecurity
2025.10.05(日)

MyJCBを騙るフィッシングメール、期限を設定も記載はなし(フィッシング対策協議会)

フィッシング対策協議会は、MyJCBを騙るフィッシングメールが出回っているとして、注意喚起を発表した。

脆弱性と脅威 脅威動向
確認されたフィッシングメールの例
確認されたフィッシングメールの例 全 2 枚 拡大写真
フィッシング対策協議会は9月19日、MyJCBを騙るフィッシングメールが出回っているとして、注意喚起を発表した。これは「Case No. 1496527070447430」「アクセスロック」「検証ID #14965270」といった件名のメールで、請求エラーによりオンラインアクセスが中断されるとして、アカウントのアクティビティを確認するために本文中のリンクをクリックさせようとする。

なお、期間内に確認されない場合はアカウントへのアクセスが制限されるとしているが、期限についての記載はない。確認されているフィッシングサイトのURLは以下の通り。

メール内のURL
https://●●●●.com/error_log.html
https://www.●●●●.com/CONCIERTO2013.htm
https://●●●●.com/sitemap-image.html

転送先のURL
https://●●●●.com/.well-known/pki-validation/JCB1/JCB/
https://●●●●.com/wp/.tmb/JCB1/JCB/
https://www.●●●●.com/.well-known/pki-validation/JCB/

同協議会によると、9月19日15時の時点でフィッシングサイトが稼働中であり、JPCERT/CCにサイト閉鎖のための調査を依頼中としている。また、類似のフィッシングサイトが公開される恐れもあるとして注意を呼びかけている。さらに、このようなフィッシングサイトにてMyJCB ID、MyJCB パスワード、カード番号、有効期限、セキュリティコードを絶対に入力しないよう呼びかけている。

《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  2. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  3. 日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」

    日本語2バイト文字の防壁が消失 日本プルーフポイント 増田幸美が考える「最も狙われる日本に必要な守りの再定義」PR

  4. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  5. 未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

    未知の脆弱性を 15 個発見 ~ GMO Flatt Security の RyotaK 氏「Meta Bug Bounty Researcher Conference 2025」で世界 1 位

ランキングをもっと見る
PageTop