「Adobe Reader」「Acrobat」に任意コード実行などの脆弱性(JPCERT/CC、IPA)
JPCERT/CCは、「Adobe Reader および Acrobat の脆弱性(APSB18-30)に関する注意喚起」を発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
対象となるのは、Windows版およびMacintosh版の「Acrobat Reader DC Continuous(2018.011.20063)およびそれ以前」「Acrobat Reader 2017 Classic 2017(2017.011.30102)およびそれ以前」「Acrobat Reader DC Classic 2015(2015.006.30452)およびそれ以前」「Acrobat DC Continuous(2018.011.20063)およびそれ以前」「Acrobat 2017 Classic 2017(2017.011.30102)およびそれ以前」「Acrobat DC Classic 2015(2015.006.30452)およびそれ以前」。
該当バージョンのAdobe ReaderおよびAcrobatには複数の脆弱性が存在し、これらの脆弱性を悪用したコンテンツをユーザが開いた場合、任意のコードが実行されたり、情報が搾取されたりするなどの可能性がある。アドビは脆弱性のプライオリティを「2」としており、「過去に攻撃リスクが高いとされたことのある脆弱性」として、修正プログラムを至急適用するよう呼びかけている。
《吉澤 亨史( Kouji Yoshizawa )》