三菱電機のデータ収集アナライザ「MELQIC IU1 シリーズ」に複数の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、三菱電機が提供するデータ収集アナライザ「MELQIC IU1 シリーズ」に複数の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
脆弱性と脅威
セキュリティホール・脆弱性
「IU1-1M20-D (バージョン 1.07 およびそれ以前)」には、次の脆弱性が存在する。
・バッファエラー(CVE-2020-5542)
・セッションの固定化(CVE-2020-5543)
・NULL ポインタデリファレンス(CVE-2020-5544)
・不適切なアクセス制御(CVE-2020-5545)
・引数の挿入または変更(CVE-2020-5546)
・リソース管理の問題(CVE-2020-5547)
これらの脆弱性が悪用されると、第三者によって細工されたパケットを受信することで、製品のネットワーク機能が停止したりマルウエアが実行される可能性がある。JVNでは、開発者が提供する情報をもとに、最新版へアップデートするよう呼びかけている。なお、信頼できないネットワークやホストからのアクセスを、ファイアウォールでブロックするなどの対策を実施することで、本脆弱性の影響を軽減できるとしている。
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