「Microsoft SMBv3」プロトコルに任意コード実行の脆弱性(JVN)
IPAおよびJPCERT/CCは、マイクロソフトが提供する「Microsoft SMBv3(Server Message Block 3.1.1)」プロトコルにリモートコード実行の脆弱性が存在すると「JVN」で発表した。
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セキュリティホール・脆弱性
Windows 10 Version 1903
Windows 10 Version 1909
Windows Server, version 1903
Windows Server, version 1909
これらに搭載される「Microsoft SMBv3」プロトコルには、圧縮を用いた接続処理に起因するリモートコード実行の脆弱性(CVE-2020-0796)が存在する。この脆弱性が悪用されると、遠隔の攻撃者が悪意のあるパケットを送信したり、悪意のある SMBv3 サーバにアクセスさせることにより、任意のコードを実行される可能性がある。JVNでは、「SMBv3 の圧縮処理を無効にする」「外部との SMB 接続をブロックする (ポート 445/tcp)」といったワークアラウンドを実施することで、脆弱性の影響を軽減できるとしている。
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