Laravel においてデバッグモードが有効な場合に任意のファイル書き込みによる遠隔コード実行が可能となる脆弱性(Scan Tech Report) | ScanNetSecurity
2026.01.12(月)

Laravel においてデバッグモードが有効な場合に任意のファイル書き込みによる遠隔コード実行が可能となる脆弱性(Scan Tech Report)

2021 年 1 月に、PHP による Web アプリケーション構築フレームワークである Laravel に、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。

脆弱性と脅威 エクスプロイト
laravel.com
laravel.com 全 1 枚 拡大写真
◆概要

 2021 年 1 月に、PHP による Web アプリケーション構築フレームワークである Laravel に、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。脆弱性が存在するバージョンの Laravel がデバッグモードが有効な状態で公開されている場合、遠隔から任意のコードを実行され、Laravel がインストールされている Web サーバの実行権限で攻撃者に侵入されてしまう可能性があります。設定の変更やソフトウェアのアップデートにより対策してください。

◆分析者コメント

 当該脆弱性は、対象の Laravel でデバッグモードが有効な場合に発現するものであり、デバッグモードが無効である場合は影響を受けません。脆弱性の有無にかかわらず、一般的にはソフトウェアのデバッグモードを有効化するとセキュリティ上好ましくない機能が有効になる場合が多いため、Laravel に限らず他のソフトウェアでもデバッグモードは無効化した状態で公開することが好ましいと考えられます。

◆深刻度(CVSS)
[CVSS v3]
9.8

https://nvd.nist.gov/vuln-metrics/cvss/v3-calculator?name=CVE-2021-3129&vector=AV:N/AC:L/PR:N/UI:N/S:U/C:H/I:H/A:H&version=3.1&source=NIST

◆影響を受けるソフトウェア

 Ignition のバージョン 2.5.1 およびそれよりも古いバージョンを用いている Laravel のバージョン 8.4.2 およびそれよりも古いバージョンが脆弱性の影響を受けます。Laravel ではバージョン 6 から Ignition を利用しているため(関連情報 [2])、影響を受ける最古のバージョンは 6 であると考えられます。

◆解説

 PHP による Web アプリケーション開発プログラムである Laravel に、エラーメッセージの処理に用いている Ignition の脆弱性に起因する、遠隔からの任意のコード実行が可能となる脆弱性が報告されています。

《株式会社ラック デジタルペンテスト部》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

    EmEditor「公式サイトからダウンロードしたお客様が被害に遭われた点に重い責任を感じて」いる

  2. 「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

    「攻撃者の高い執念が感じられ」る 日本語版 EmEditor Web サイトのリンク改変

  3. 日産自動車の業務委託先に不正アクセス、約 21,000 人の顧客情報流出の可能性

    日産自動車の業務委託先に不正アクセス、約 21,000 人の顧客情報流出の可能性

  4. 複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

    複数名でマスキング処理を確認したが時間経過でインクが薄れて個人情報判読可能

  5. 埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

    埼玉大学で在学生 8,373 名の学籍番号及び GPA 等を含む個人情報が閲覧可能に

ランキングをもっと見る
PageTop