Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにアクセス制限不備 | ScanNetSecurity
2025.12.04(木)

Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにアクセス制限不備

独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月5日、Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにおけるアクセス制限不備の問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。

脆弱性と脅威 セキュリティホール・脆弱性
 独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月5日、Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceにおけるアクセス制限不備の問題について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。影響を受けるシステムは以下の通り。

Salesforce Developer Experience Command Line Interfaceで管理しているSalesforceサービス

 Salesforce Developer Experienceでは、Command Line Interfaceを使用することでSalesforceサービスにアクセス可能なURLを生成することができ、この方法でアクセスした場合はログに記録されないが、Salesforceのセキュリティ設定がデフォルトの場合、IPアドレスやデバイスなどの検証が行われずに、生成したURLを利用し、Salesforce GUIにアクセスが可能となり、その結果任意のユーザが、URLを生成したユーザと同じアクセス権で管理アクションを実行可能な問題が存在する。

 想定される影響としては、遠隔の第三者によって、ユーザアカウントの追加やアプリケーションの設定変更などが行われる可能性がある。

 JVNでは回避策として、セッションセキュリティ設定を利用し、IPアドレスまたはドメインによるセッション制限をすることで影響の軽減が可能であると案内を行っている。ただし本回避策を行うことで、利用するSalesforceに影響を与える可能性がある。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

    テインへのランサムウェア攻撃、子会社の中国工場が 1 週間稼働を停止

  2. 感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

    感染が確認された機器は一部サーバに限定 ~ ユーザックシステムへのランサムウェア攻撃

  3. 期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

    期限警告 金銭未払 情報漏えい ~ 迷惑メール「HEUR:Hoax.Script.Scaremail」が受信者を脅しそして煽る 5 つのパターン

  4. 流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

    流出先での営業活動が新たに判明 ~ ヤマト運輸の元従業員による情報不正持ち出し

  5. 任天堂「隠しコントロールパネル」ハック脅威を軽視〜Miiverse管理委員会、ただのモックアップ、マリオ語る(The Register)

    任天堂「隠しコントロールパネル」ハック脅威を軽視〜Miiverse管理委員会、ただのモックアップ、マリオ語る(The Register)

ランキングをもっと見る
PageTop