悪夢の検証 大英図書館ランサムウェア ~ 過ちが語る普遍的な物語 | ScanNetSecurity
2024.06.15(土)

悪夢の検証 大英図書館ランサムウェア ~ 過ちが語る普遍的な物語

 大英図書館には多くの個性がある。独特の複雑な役割分担があり、それは法律で独自に規制されている。別の見方をすれば、ITインフラストラクチャは古くから確立されたコアサービスとの間でリソースを奪い合い、しばしば失敗するという点で、国やその他の大規模な組織の典型である。大英図書館の状況も、うまくいかないことの壮大な例にすぎない。

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 クイズの時間:アレクサンドリア図書館について知っていることを 1 つ挙げよ。「アレクサンドリアにある図書館」では減点。答えるために調べるのは不正行為であり、あなたもそう理解している。

 「図書館が野蛮人によって焼き払われた」と言った人は手を挙げて。それはほぼ完全に間違っている。これについては後ほど説明しよう。そしてそれは重要でもない。重要なのは、このようなことがあまりにも悲劇的で文化の崩壊の象徴であると私たちが考えているため、私たちはその話を 2000 年近くも語り継いできたということだ。

 昨年 10 月に起きた大英図書館の Windowsコンピューターに対する Rhysida ランサムウェア攻撃には、民族の記憶を呼び起こすような直感的な側面はなかったが、エンタープライズIT に携わる者にとってはそうであるべきだろう。5 か月経った今、重要なシステムは復旧していないだけでなく、永久に失われてしまった。7 年間もつはずだった手元資金は、復旧作業と再構築により、底をつきそうである。これは最悪だ。この件をさらに例外的なものにしているのは、何が起こったのか、なぜ起こったのかが分かっていることである。

 ぞっとする内容はすべて、大英図書館自らが発表した詳細な報告書に記載されている。午前 2 時に電話がかかってきてデータセンターまで車で向かうよう要求されるリスクを伴う生活をしているなら、必読である。CEO が Teamsミーティングを 10 分で切り上げてくるなら、なおのことだ。実のところ、この報告書が何を表しているのかを理解すれば、一読よりもはるかに価値がある。そのために、大英図書館が実際に何を表しているのかを見てみよう。


《The Register》

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