独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月6日、複数のデンソーテン製ドライブレコーダビューアのインストーラにおける任意のDLL読み込みの脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。エムオーテックス株式会社の内藤猛氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは、下記のデンソーテンのウェブサイトを参照。
ドライブレコーダー ビューア(Windowsソフトウェア) セキュリティ上の問題(脆弱性)について
https://www.denso-ten.com/jp/information/topics/2025/1002/
株式会社デンソーテンが提供する複数のドライブレコーダビューアのインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまう脆弱性(CVE-2025-57781)が存在し、インストーラを実行している権限で任意のコードを実行される可能性がある。
なお本脆弱性は、細工されたDLLファイルを危険なファイルと知らずにダウンロードしてインストーラと同じディレクトリに置き、その後、インストーラを実行した場合に影響を受ける
デンソーテンでは、本脆弱性を修正したインストーラを提供しており、製品をインストールする際は最新版のインストーラを使用するよう呼びかけている。