独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は10月16日、ChatLuckにおける複数の脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。GMOサイバーセキュリティ byイエラエ株式会社の石井健太郎氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。なお、クラウド版も脆弱性の影響を受ける。
・CVE-2025-53858、CVE-2025-54461
ChatLuck V6.6 R2.0およびそれ以前のバージョン
・CVE-2025-58115
ChatLuck V3.6 R1.0からV6.6 R1.0までのバージョン
※クラウド版も脆弱性の影響を受ける。
株式会社ネオジャパンが提供するChatLuckには、下記の影響を受ける可能性がある複数の脆弱性が存在する。
・「チャットルーム」におけるクロスサイトスクリプティング(CVE-2025-53858)
→当該製品にアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
・ゲストユーザ招待機能におけるアクセス制限不備(CVE-2025-54461)
→本来ゲストユーザとして招待されていない第三者によって、ゲストユーザ登録をされる
・「ゲストユーザ登録」におけるクロスサイトスクリプティング(CVE-2025-58115)
→当該製品にアクセスしたユーザのウェブブラウザ上で任意のスクリプトを実行される
JVNでは、開発者が提供する情報をもとに最新版へアップデートするよう呼びかけている。各脆弱性は、下記のバージョンで修正されている。また、クラウド版は2025年10月3日のメンテナンスで修正されている。
・CVE-2025-53858、CVE-2025-54461
ChatLuck V6.7 R1.0
・CVE-2025-58115
ChatLuck V6.6 R2.0