子どもの安全を考慮した検索機能などを開発、YouTubeやChromeも対象に(Google) | ScanNetSecurity
2025.10.04(土)

子どもの安全を考慮した検索機能などを開発、YouTubeやChromeも対象に(Google)

 Googleの副社長(技術担当)Pavni Diwanji氏は、同社が12歳以下の子どもの安全を考慮した検索機能などを開発すると米紙USA TODAYに明らかにした。子どもの利用者が多いYouTubeやChromeも開発対象になるようだ。

製品・サービス・業界動向 業界動向
画像はイメージです
画像はイメージです 全 2 枚 拡大写真
 Googleの技術部門担当副社長Pavni Diwanji氏は、同社が12歳以下の子どもの安全を考慮した検索機能などを開発すると米紙USA TODAYに明らかにした。子どもの利用者が多いYouTubeやChromeも開発対象になるようだ。

 Googleは「Doodle 4 Google」、サイエンスやテクノロジーを学ぶDIYバーチャルキャンプ「Maker Camp」など、近年は子どもを対象とした企画に注力している。同社がすでに展開している検索機能などのサービスを子どもが楽しく、安心して使える環境に整えるのは自然な流れだろう。

 子ども向け検索機能の開発は、個人情報収集の観点から論争を呼ぶことが予想されているが、Diwanji氏は子どもたちの多くがすでに家や学校で同様の機能を利用しているとコメント。子どもには「使わせない」という選択ではなく、より安全に利用できる環境を提供することで、テクノロジーとの付き合い方を学んでほしいというのがDiwanji氏の見解だ。

 12歳以下のユーザーデータの収集、子どもを対象とした広告のあり方など、懸念の声は今後も増えていくだろう。Googleが提供する子どもの「安心」が問われている。

Googleが子ども向け検索機能の開発に着手

《湯浅大資@リセマム》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

    業務目的外でパソコンを利用中に詐欺サイトに接続 ~ 委託事業者パソナの従業員

  2. ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

    ガートナー、2025 年版の日本におけるセキュリティのハイプ・サイクル発表

  3. 諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

    諭旨解雇処分 ~ 電気通信大学 准教授 共同研究先の企業に秘密を漏えい

  4. Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

    Microsoft が土壇場で譲歩 欧州 Windows 10 ユーザーだけに猶予措置

  5. パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

    パソナの派遣社員が独立行政法人に関する情報を不正に持ち出し、削除の要請にも応じず

ランキングをもっと見る
PageTop