アジア人初の DEF CON CTF ファイナリスト集団によるハンズオントレーニング、虎ノ門ヒルズに開校
セキュリティ事業部 アライアンスチーム 石井 絵理 氏は、「セキュリティ製品を導入しても使いこなせる人材が少ないなど、セキュリティ人材育成のニーズはとても高い一方で、優秀な人材の取り合いになっており、ヘッドハントできる体力がない企業は深刻な状況」と語った。
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Webペネトレーションのコースが 6 月 28 日(水)から 6 月 30 日(金)までの 3 日間、マルウェア分析のコースが 7 月 3 日(月)から 7 月 5 日(水)までの 3 日間、虎ノ門ヒルズ森タワーのセミナールームで開かれる。
セキュリティ人材育成(NHN テコラス)
https://techorus-security.com/academy/
同社 セキュリティ事業部 アライアンスチーム 石井 絵理 氏は、「セキュリティ製品を導入しても使いこなせる人材が少ないなど、セキュリティ人材育成のニーズはとても高い一方で、優秀な人材の取り合いになっており、ヘッドハントできる体力がない企業は深刻な状況」と語り、昨 2016 年秋から、人材育成サービスの準備を始めたという。
●ネットワーク・セキュリティ・ハッカーズ・クラブ
人材育成プログラムを提供する NSHC 社は「ネットワーク(N)・セキュリティ(S)・ハッカーズ(H)・クラブ(C)」という、ストレートすぎる名称の略。13 年前同社を創業した ルイス・ハ 氏 は中学生時代から、層の厚い韓国のハッカーコミュニティで頭角を現し、19 歳のとき DEF CON CTF のファイナリストに、アジア人で初めて選ばれた経歴を持つ人物。 CODE BLUE の講師などで何度も来日し、すでに日本のセキュリティコミュニティでも知られた存在だ。
本誌連載「ペネトレーションテスターは見た!」でおなじみの利根川氏同様、ルイス氏もまた、ネットが存在しなかった時代にゲームのチートからハッキングのキャリアをスタートさせ、インターネットが登場すると、スタンドアロン環境で蓄積した技術をネットワークに応用し、経験を重ねていった。
19 歳のときルイス氏は、毎年ラスベガスで開催される世界最大のハッキングコンテスト DEF CON CTF にアジア人として史上初めてファイナリストとして参加した。本誌でこれまで継続的に紹介してきたとおり、DEF CON CTF は、そもそも本選に勝ち残ることすら難易度の高い、世界中の腕に覚えがあるハッカーが参加するまさに国際大会の最高峰。
《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》
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