ガートナーが考えるSaaSセキュリティ3つの課題 | ScanNetSecurity
2026.07.27(月)

ガートナーが考えるSaaSセキュリティ3つの課題

ガートナージャパン株式会社は10月1日、SaaSセキュリティへの取り組みについて、アイデンティティ保護とデータ・セキュリティの見直しが重要であるとの見解を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 ガートナージャパン株式会社は10月1日、SaaSセキュリティへの取り組みについて、アイデンティティ保護とデータ・セキュリティの見直しが重要であるとの見解を発表した。

 同社ではSaaSセキュリティの課題として、次の3点が挙げている。

1.ルールがない
 これまでのセキュリティは、オフィスやデータセンターなどの閉域網が中心で、アイデンティティとデータの保護に対するルールを細かく設定しなくても、境界型のセキュリティ対策の強化でセキュリティ全体のリスクを下げることができた。SaaSの活用で、業務アプリケーションが閉域網からクラウドへ移行し境界がなくなったことで、アイデンティティやデータ保護をSaaSごとに実装する必要に迫られている。

2.設定とレベルがばらばらである
 SaaSの場合は、それぞれのアプリケーションで個別に認証、アクセス管理、データ保護を行う必要があり、セキュリティが分散化、数多くのSaaSを利用すれば運用は煩雑になり、またSaaSによって実装できるセキュリティ機能に差があるため、セキュリティレベルを一定に保つことが難しくなる。

3.SaaSの評価と採用に手間が掛かる
 SaaS採用時にはチェックリストなどで個別にセキュリティ機能を評価するが、IT部門に代わってユーザー部門がチェックを担当する場合、専門用語が並ぶチェックリストに戸惑い、評価に時間を要することで「すぐに使える」SaaSのメリットを生かせなくなる。

 同社アナリストでディレクターの矢野薫氏は「クラウド上にSaaSのアイデンティティとデータ・セキュリティの標準化基盤を作っておくことで、セキュリティの運用を分散させずに一元化できる上に、すべてのSaaSに対して同じセキュリティ機能の適用が可能」と述べている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 日本テレネットにランサムウェア型サイバー攻撃、データが外部に転送された痕跡は検出されず

    日本テレネットにランサムウェア型サイバー攻撃、データが外部に転送された痕跡は検出されず

  2. リンドスポーツ、12 年前の顧客情報 3,075 件が流出の可能性 元 FAX 送信委託先へのサイバー攻撃で

    リンドスポーツ、12 年前の顧客情報 3,075 件が流出の可能性 元 FAX 送信委託先へのサイバー攻撃で

  3. 福岡大学の委託先ノストラムに不正アクセス、攻撃者のサイト上に窃取したデータを公開する旨の告知

    福岡大学の委託先ノストラムに不正アクセス、攻撃者のサイト上に窃取したデータを公開する旨の告知

  4. 圧縮ソフト「7-Zip」を装った偽ソフトウェアの裏に潜む巨大不正プロキシ事業

    圧縮ソフト「7-Zip」を装った偽ソフトウェアの裏に潜む巨大不正プロキシ事業

  5. ヴェレダ・ジャパン、公式オンラインショップへの不正アクセスを発表 個人情報流出の懸念でカード決済を一時停止

    ヴェレダ・ジャパン、公式オンラインショップへの不正アクセスを発表 個人情報流出の懸念でカード決済を一時停止

ランキングをもっと見る
PageTop