フィッシング対策協議会、新たにDMARC解説を追加した送信ドメイン認証技術導入マニュアル第3版を公開 | ScanNetSecurity
2024.04.25(木)

フィッシング対策協議会、新たにDMARC解説を追加した送信ドメイン認証技術導入マニュアル第3版を公開

フィッシング対策協議会は10月5日、送信ドメイン認証技術導入マニュアル第3版を公開した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
 フィッシング対策協議会は10月5日、送信ドメイン認証技術導入マニュアル第3版を公開した。

 送信ドメイン認証技術とは、受信者が受け取ったメールについて送信者情報が詐称されていないかをドメイン名単位で確認(認証)する技術。送信ドメイン認証技術には、認証する送信者情報や認証に用いる仕組みが異なる複数の方式があり、利用にはメールの送信側と受信側のそれぞれで新たな設定や機能の導入が必要となる。

 本マニュアルでは、メールシステムの管理者やメール仕様の検討や導入を計画する企画担当者等を対象に、メールシステムの仕組みや各役割について説明、送信ドメイン認証技術の導入に必要な事項をまとめている。本マニュアルの改訂にあたって、第2版以降に仕様が作られた DMARC を中心に、これまでの SPF と DKIM との関係も含め解説している。

 本マニュアルは大きく基礎編と応用編で構成され、基礎編ではメールの基本的な仕組みと課題、SPF、DKIM、DMARC それぞれの送信ドメイン認証技術の技術仕様、関連するメールヘッダの仕様について解説している。応用編では、送信ドメイン認証技術を導入する際に検討すべき事柄についてDMARC 導入を前提に解説、送信ドメイン認証技術は、メールの送信側と受信側双方で新たな設定や機能の導入が必要となるため、送信側と受信側それぞれの立場で解説している。巻末に参考情報や用語の索引も付属。

《ScanNetSecurity》

関連記事

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

    訃報:セキュリティの草分けロス・アンダーソン氏 死去 67 歳、何回分かの生涯に匹敵する業績

  2. 社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

    社員のセキュリティ意欲高める施策とは? 罰則は逆効果 ~ プルーフポイント「2024 State of the Phish」日本語版公表

  3. LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

    LINEヤフー委託先への不正アクセス、報告書を受け 2 度目の行政指導

  4. Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

    Acompany で 4 件の Google フォーム誤設定、最大 164 名の個人情報が閲覧可能に

  5. セキュリティにおける効果は実感できるのか ~ SECURITY ACTION 宣言「得られた効果はない」最多

    セキュリティにおける効果は実感できるのか ~ SECURITY ACTION 宣言「得られた効果はない」最多

  6. NDIソリューションズの RAG サービスに不正アクセス、個人情報を格納するサービスへの痕跡は確認されず

    NDIソリューションズの RAG サービスに不正アクセス、個人情報を格納するサービスへの痕跡は確認されず

  7. スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談

    スペシャリスト集結! マネーフォワード・ラック・富士ソフト・電通総研から学ぶ、脆弱性診断内製化の成功法則とは? AeyeScan 導入企業との公開対談PR

  8. 笛吹市商工会へのサポート詐欺被害、調査結果公表

    笛吹市商工会へのサポート詐欺被害、調査結果公表

  9. 「相鉄ポイント」引き継ぎで会員情報を取り違え、他の顧客の個人情報が閲覧可能に

    「相鉄ポイント」引き継ぎで会員情報を取り違え、他の顧客の個人情報が閲覧可能に

  10. 東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

    東芝テックが利用するクラウドサービスに不正アクセス、取引先や従業員の個人情報が閲覧された可能性

ランキングをもっと見る