1位MS 2位OneDrive 3位Okta ~ フィッシングが騙るブランド | ScanNetSecurity
2025.10.26(日)

1位MS 2位OneDrive 3位Okta ~ フィッシングが騙るブランド

 ゼットスケーラー株式会社は8月28日、「2024年版 Zscaler ThreatLabzフィッシング レポート」を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
フィッシング攻撃で最も模倣されたブランド
フィッシング攻撃で最も模倣されたブランド 全 1 枚 拡大写真

 ゼットスケーラー株式会社は8月28日、「2024年版 Zscaler ThreatLabzフィッシング レポート」を発表した。

 同レポートは、2023年1月から12月までの期間に「Zscaler Zero Trust Exchange プラットフォーム」でブロックされた20億件のフィッシングトランザクションを分析し、上位のフィッシング攻撃、標的となった国、フィッシング コンテンツがホストされている国、サーバIPアドレスに基づく企業タイプの分布、これらのフィッシング攻撃に関連する上位の参照先など、さまざまな観点から研究を行ったもの。

 同レポートによると、2023年のフィッシング詐欺のアジア太平洋地域の標的国は、インドが最多の33%で、オーストラリアが12%、日本が11%と続き、同地域におけるフィッシング攻撃の半分以上を上位3国で占めた。Zscalerクラウドに記録された2023年の同地域におけるフィッシングの試行件数は、日本だけで2,700万件を超えている。

 2023年に日本でフィッシング詐欺の標的となった業界は、サービス業が最多の34%で。2位は製造業の33%であった。 世界的に見ると、最も多くのフィッシング攻撃を受けたのは金融/保険業界の27.8%で、製造業が21.0%と続いている。

 2023年にフィッシング攻撃で最も模倣されたブランドはMicrosoftの43.1%で、MicrosoftのプラットフォームであるOneDriveが11.6%で2位に、SharePointが2.9%で5位となっている。Microsoftの膨大なユーザー基盤を悪用しようとするサイバー犯罪者にとって、格好の標的となっているとしている。その他、Oktaが6.3%で3位に、Adobeが4.7%で4位になっている。

《ScanNetSecurity》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. 関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

    関与していた元社員とは未だ連絡取れず ~ 京都市内で保険申込書写し 計 632 枚拾得

  2. 刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

    刑事告訴検討 ~ ヤマト運輸の元従業員が取引先企業に関する情報の一部を不正に持ち出し 2 社に流出

  3. 大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

    大量に営業機密等を不正取得 ~ 不正競争防止法違反容疑でエレコム元従業員を刑事告訴

  4. 「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

    「漏えい情報を復号できないため報告を要しない(個人情報保護委員会)」ランサムウェアの前に全データを暗号化するソリューションで保険代理店の顧客情報守られる

  5. 「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性

    「ランサムウェア被害ゼロ」電算システムが語る ChromeOS のセキュリティ設計とコスト優位性PR

ランキングをもっと見る
PageTop