独立行政法人情報処理推進機構(IPA)および一般社団法人JPCERT コーディネーションセンター(JPCERT/CC)は11月19日、らくらく無線スタートEX for WindowsのインストーラにおけるDLL読み込みに関する脆弱性について「Japan Vulnerability Notes(JVN)」で発表した。黒田浩平氏が報告を行っている。影響を受けるシステムは以下の通り。
らくらく無線スタートEX for Windows すべてのバージョン
※Windows XP/Vista/7/8/10用のツール
日本電気株式会社が提供するらくらく無線スタートEX for Windowsのインストーラには、DLLを読み込む際の検索パスに問題があり、同一ディレクトリに存在する特定のDLLを読み込んでしまうファイル検索パスの制御不備の脆弱性(CVE-2025-12852)が存在し、インストーラを実行している権限で、任意のコードを実行される可能性がある。
開発者では当該ツールのサポートを既に終了しており、使用停止を推奨している。
