中小企業の7割近くがサイバー攻撃を経験、最多はWebサイト改ざんに | ScanNetSecurity
2025.12.10(水)

中小企業の7割近くがサイバー攻撃を経験、最多はWebサイト改ざんに

デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は4月7日、従業員100名以上の企業のWeb事業者の経営者・セキュリティ担当者・情報システム部門を対象に「中小企業のサイバー攻撃対策」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。

調査・レポート・白書・ガイドライン 調査・ホワイトペーパー
サイバー攻撃を受けたことがありますか? どのような被害を受けましたか?
サイバー攻撃を受けたことがありますか? どのような被害を受けましたか? 全 2 枚 拡大写真
デジタル・インフォメーション・テクノロジー株式会社は4月7日、従業員100名以上の企業のWeb事業者の経営者・セキュリティ担当者・情報システム部門を対象に「中小企業のサイバー攻撃対策」に関する実態調査を実施し、その結果を発表した。

同調査によると、サイバー被害にあった場合の対応策について、「セキュリティ対策はしていない」が5.0%、「セキュリティ対策はしているがあまり自信はない」が32.2%と約4割近くがセキュリティ対策に関して不十分であることが明らかになった。対策をしていない理由については、「やり方がわからないから」「上がやっていてわからない」「予算の都合」「上層部の不理解」などの声が寄せられた。

また同調査で、実際にサイバー攻撃を受けたことがあるか質問したところ、「受けたことがある」が15.6%、「受けたことはあるが、対策をしてからは攻撃を受けても被害はない」が32.1%、「受けたことがあるが、対策をしてから攻撃を受けていない」が19.6%と中小企業の7割近くが何らかの攻撃を経験していることが判明。被害については、「Webサイトの改ざん」が43.3%、「システムの破壊」が28.9%、「個人情報などの流出」が24.7%となった。

Webサイトの改ざんやシステムの破壊によって生じる二次的被害については、「ビジネス機会の損失」が40.6%で最多となり、「サイト復旧コスト」35.7%、「情報漏えい」23.6%、「損害賠償」16.1%と続いた。

《高橋 潤哉( Junya Takahashi )》

関連記事

この記事の写真

/

特集

PageTop

アクセスランキング

  1. ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

    ITコンサル企業、特別損失 73,000,000 円計上 ~ 連結子会社への不正アクセス受け

  2. 伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

    伊予銀行の再委託先で使用していたローレルバンクマシン提供のクラウドサービスに身代金要求を伴う不正アクセス

  3. 不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

    不審な通信ログ検知し発覚 ~ 日本ビジネスシステムズに不正アクセス

  4. 大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

    大気社の海外グループ会社へのランサムウェア攻撃、社外への情報流出は確認されず

  5. 停職 3 月の停職処分に ~ 工事に係る秘匿情報を業者に漏えい

    停職 3 月の停職処分に ~ 工事に係る秘匿情報を業者に漏えい

ランキングをもっと見る
PageTop